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黄色い風、薩摩へ(その8) [変態さん]

他のネタも溜まってきてるんでそろそろ書き上げないと・・・
そんなこんなで前回までのお話はコチラ

台風[台風]の接近でコース短縮を余儀なくされた2日目です。
しかし、さすが豪脚ぞろい、スタート時間を遅らせたのにもかかわらず
9時過ぎには本日最初の目的地、枕崎に到着しちゃいました。

昼食の予定もここ枕崎でしたのでちょっと早すぎる到着です。
さ~てどうしようかとmoumouさんは思案中[たらーっ(汗)]

そんな軍曹の悩みも知らずに・・・
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本日、サポートカーを出してくれたお宅変さん(別名すいすいさん)とその偽者(笑)
いや~それにしてもそっくりですね。
腹違いの種違いの兄弟だとか。。。(赤の他人だし)

こんなおふざけだけでも十分時間つぶせそうなんですが[わーい(嬉しい顔)]
せっかくですので薩摩酒造さんの明治蔵見学に行くことになりました。
薩摩酒造さんは、ここ枕崎を本社に置く焼酎メーカーで全国販売されている
「さつま白波」が有名です。
http://www.satsuma.co.jp/

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白壁に並ぶ高価なバイクの数々。

明治蔵はその名のとおり明治時代から続く焼酎蔵で、伝統的な焼酎造りの
工程や歴史を見ることが出来る資料館にもなっています。
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Fuelはんがなにかボケてますけど[ふらふら]
charingoさんいわく「すかす」のが正解だそうです。

実は館内写真撮影禁止と書かれてあったのですが、スタッフの方から
「撮られて困るものなんかないですからどうぞ」とOKを頂きました[わーい(嬉しい顔)]
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しかも懇切丁寧な説明もしていただけました。皆さん真剣に聞いてますね[グッド(上向き矢印)]

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すいすいさんが真剣に質問されてました。
お酒のことになると人が変わったようです。

焼酎の製造工程の説明をいただいたあとは試飲コーナー。
と言っても、自転車ですので飲む訳にはいきません。
お酒の好きな方は残念でしたね~。
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実はお酒に弱い世を忍ぶ仮の姿、蔵の中の焼酎の匂いだけですでにフラフラ[ふらふら]

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すいすいさんが真剣に質問されてました。
女性のことになると更に人が変わったようです。

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全員で記念写真[カメラ]
手前左から:こーじさん、お宅変(すいすい)さん
中段左から:charingoさん、tanさん、tac-phenさん、moumouさん
後列左から:Fuelはん、ととろさん、はまちゃん、黄色

それにしてもすごいメンバーが揃ったものです!![黒ハート]




黄色い風、薩摩へ(その7) [変態さん]

前回までのお話はコチラ

8月5日(日)南薩摩moumou合宿2日目の朝です。
元々のスケジュールでは5時スタートでここ加世田から野間池~坊津と
薩摩半島の西側を回り、枕崎~指宿を目指す予定でした。
しかし、台風11号の接近[台風]で天候が不安定なことから、野間を諦めて
直接、枕崎を目指すことに・・・野間岬の絶景を楽しみにしてただけに
ちょっと残念[もうやだ~(悲しい顔)]
そのため、スタートも8時とずいぶん遅くなってしまいました。

しか~し、早く寝たせいか、スケジュール死守へのプレッシャーか・・・
4時過ぎには目が覚めてしまいました[たらーっ(汗)]
同室のtac-phenさんとこーじさんはまだご就寝中[眠い(睡眠)]
スマホで天気を確認すると風は強そうですが、朝のうちはなんとかもちそう。

行くっきゃないっしょ!

そそくさとジャージ&レーパンに着替えて朝ポタ出動です[ダッシュ(走り出すさま)]
(がさごそしてこーじさんを起こしちゃったみたいですね[あせあせ(飛び散る汗)]

ボツになった野間池まで単独で行ってみようかと地図を確認したら片道25km。
ただいまの時刻、5時前ですので3時間あればなんとか往復できそう[ふらふら]
でも集合時間に1秒でも遅刻しようものなら。。。[がく~(落胆した顔)]

スケジュール死守は血の掟!

とりあえず吹上浜の方まで脚を伸ばしてみましょう。
加世田の町をうろうろしてから西にしばらく走ると
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吹上浜海浜公園に辿り着きました。
http://www.synapse.ne.jp/~kppfuki/fuindex.html
有名な「吹上浜砂の祭典」の会場にもなっている公園ですね。

昨日走った「吹上浜砂丘自転車道」はこちらの公園内まで繋がっているようです。
せっかくですので昨日の続きを走ってみることにしましょう[グッド(上向き矢印)]
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砂浜を見ようかと思ったのですが、サイクリングロードから松林の中を
ちょっと歩かないといけないようです。
う~ん、拉致られると怖いので諦めるとしましょうね[もうやだ~(悲しい顔)]
(ただ単に歩くのがキライなだけなんですが・・・)

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加世田高橋が自転車道の終点(正しくは起点)です。
ここから国道226号線に合流して西に走れば野間までいけるようですが。。。

時間を守れない輩はサイクリスト失格

鬼軍曹の声がドコからか響いてきた気が・・・ここで折り返しましょう[ダッシュ(走り出すさま)]
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路面は整備がちょっと足りないのかすこし荒れ気味です。
枯れ木など踏むと即パンクしそうなので慎重に、慎重に[あせあせ(飛び散る汗)]

海浜公園内のコースを今度は北上します。
しばらく走ると昨日ショートカットした吹上浜サンセットブリッジに到着!
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橋長405m、1993年に完成した歩行者・自転車専用のPC斜張橋です。
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その名の通り、東シナ海に沈む落陽は橋のシルエットがとても美しいそうですが
朝日に映える海もなかなかのものです。

さてそろそろ宿に戻るとしましょう。

【朝ポタコース】


宿の前で、まるで獲物を狙うような目をして徘徊するtac-phenさんとばったり。
朝っぱらからナンパですか?
さすが「尼の○○ハンター」!

部屋に戻り、軽く朝食[レストラン]を摂ったらロビーに集合です。
全員遅れることなく集合したので、moumouさんもご機嫌ですね[黒ハート]

さて2日目から鹿児島の豪脚ブロガーととろさん、お友達のはまちゃんが合流です。
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【moumouさん撮影】
二人とも見事なヒルクライマー体形。この二人の豪脚が2日目は大爆発するんです!

それから、鹿児島と言って忘れていけないのは、すいすいさん。
なんと今回豪脚を封印してサポートカー[車(セダン)]を出してくれました[グッド(上向き矢印)]
えっと、すいすいさんの画像はのちほど(笑)

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膝の調子の悪いFuelはんはなぜかボクのニューカレーパンマン号から離れようとしません。
貸さないよ!!

それでは枕崎目指してしゅっぱ~つ!![ダッシュ(走り出すさま)]

枕崎ヘは国道270号線を南下するコース。
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台風[台風]の影響でかなりの風が吹いてます。向かい風もきついけど
時折吹く横風にハンドルを取られそうになります[あせあせ(飛び散る汗)]

しかも上り坂が続くコースです。
坂と見ると人が変わったようにペースを上げる人が。。。
(誰とは言いませんが・・・ブロでよくあんなに飛ばすな~)

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背後からFuelさんを虎視眈々とねらうはまちゃん(笑)
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クロモリロードで爆走のこーじさん
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moumouさんtac-phenさんの一騎打ち!
影になってますがtanさんはちょっと寝不足気味のようです。
charingoさんは元気そうですね!
ちなみにととろさんははるか前方[ダッシュ(走り出すさま)][ダッシュ(走り出すさま)][ダッシュ(走り出すさま)]
貧脚のボクはついていくのがやっとです[あせあせ(飛び散る汗)]

最初の坂を登りきったところで休憩。
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地元の焼酎蔵のようですがなかなか風情のある建物ですね。
石フェチにはタマらない造りだそうです!!よくわからんけど

ここからまだしばらくアップダウンが続きます。
ついには・・・
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こんな姿見たくなかった[もうやだ~(悲しい顔)]
ファンが泣くで~~~!

つづく

黄色い風、薩摩へ(その6) [変態さん]

他の方は記事を書き終えたのにまだ初日すら終わってない遅筆ぶり[もうやだ~(悲しい顔)]
そんな前回までのお話はコチラ

サイクリングロードを走り南さつま市に入りました。
でも松原の中の道を走ってるあたりからFuelはんの元気がありません[バッド(下向き矢印)]
膝の調子が芳しくないみたいで「鍼や!鍼を呼べ!」と叫びつづけてます。

でも鍼よりももっと効く治療をmoumouさんがご用意しててくれました。
さすが、九州サイクリストのドン
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南薩鉄道記念館
ホームセンターの敷地の脇、バスセンターの横にひっそりと立てられた
古い石造りの倉庫が記念館になっています。
もともと、ここは鹿児島交通枕崎線(南薩鉄道)加世田駅だった場所。

ただ残念なことにあまり大事にされている感じはなく、通常は施錠されているため
バスセンターに行って開錠してもらわないといけません。

なんで、こういう素晴らしい産業遺産をもっと活用しないんでしょうかね[ちっ(怒った顔)]

先程までヘロヘロになってたド鉄の友達がいる(と言い張ってる)Fuelはんですが。。。
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急に元気になってるやん!!

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鹿児島交通枕崎線、通称「南薩線」は1914年に開業した伊集院~枕崎を結ぶ
総延長49.6kmの路線でした。
薩摩半島西部の重要な交通動脈であったのですが、沿線人口の減少・自動車の
普及などから御多分に漏れず経営難への陥ってしまいました。
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さらに不運なことに1982年の大豪雨で致命的なダメージを受け、一部復旧せず
1984年に廃線となってしまいました。

今回のサイクリングロードはこの廃線跡。大変気持ちのいいコースでしたが、
その成り立ちを考えるとちょっと複雑な思いがあります。

今年7月の豪雨で北部九州のローカル線も甚大な被害を受けました。
今なお不通区間もあり、非常に心配になります[もうやだ~(悲しい顔)]

さて、鉄じゃないボクも元気をもらえたとこでホテル[ホテル]にチェックイン。

加世田ホテルよしや」さんが本日のお宿。
ビジネスホテルですがとてもアットホームな感じがしました。
一番気になるのは自分の寝床より自転車の寝床ってのがサイクリストの習性(サガ)
こちらではシャッター付きのガレージをお借りすることが出来、安心できました。

初日メンバーのうち若造3人(tac-phenさんこーじさん・カレー)で和室の相部屋。
まあ、このメンバーならいつぞやのように寝言や寝相や寝屁に悩まされることはなさそうです[わーい(嬉しい顔)]
http://currypanman.blog.so-net.ne.jp/2011-12-04

部屋でのんびり。。。なんて出来るわけありません。
近所にある温泉[いい気分(温泉)]へみんなで行くようになってますので
すぐに準備してロビーに集合[ダッシュ(走り出すさま)]
同じ宿に泊まってた学生のサッカー部の合宿より厳しい[ふらふら]
時間厳守が血の掟

宿にも浴場があるのですが、せっかく鹿児島に来たので温泉がいいでしょうとの
moumouさんのご配慮で、近くにある温泉センターへ
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南さつま地域交流センターいろは館
露天風呂やジャグジー、サウナとバラエティーに富んでいるのに
入浴料はたったの360円!!
今日はまだそんなに走っていませんが、やはり温泉は疲れが取れます

汗を流したあとはこれまたmoumouさんが見つけてくれたお店、
「会席ダイニング 魚々や でめきん」さんで夕食です。
居酒屋と聞いていたのですが、なんともオシャレなお店でした。

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かんぱ~い!![ビール]

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美味い料理と自転車談義。最高な夜はまだまだつづくのです!

・・・Fuelはん、サイフを落としかけたって!!どこまでネタしこむつもり[ふらふら]


黄色い風、薩摩へ(その5) [変態さん]

前回までのお話はコチラ

沈壽官(ちんじゅかん)窯で工房の説明までしていただいた上に
即売所(?)でお茶までいただきました[グッド(上向き矢印)]
moumouさんはお土産にということで黒薩摩のお猪口を購入。
「そらきゅう」と言われるものでコマのように底がとがった形をしています。
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【参考画像です】
「そらきゅう」に注がれた焼酎は下に置けないので、仕方なく飲まざるを得ません。
「そらっ」と差し出されて「きゅう」と飲み干すそうですが、下戸のボクには[ふらふら]

ずいぶんと長居しちゃったんだけど・・・デジカメ取りに戻ったFuelはんは?

距離とFuelはんの豪脚考えるとすでに通り過ぎてると思われます[たらーっ(汗)]
しかも門前に置いてあった自転車はご好意で敷地内に駐輪させていただいたので
気がつくはずもありませんね。

charingoさんがメール[mail to]をされたようですが
爆走中[ダッシュ(走り出すさま)]で読む暇なんかなかったんでしょうね[もうやだ~(悲しい顔)]

心配してるとこにmoumouさんの携帯に電話が[わーい(嬉しい顔)]
やりとりを聞いてるとどうやらずいぶん先の方まで行った挙句に
ちょっと予定のコースを外れたみたい。
ここでmoumouさんから優しいお言葉が。。。
「戻ってきてください」
スケジュールがかなり押してますからしょうがないとは言え・・・
moumouスケジュールは鉄の掟!!
ボクが実感した瞬間です[あせあせ(飛び散る汗)]

急いで出発してFuelはんと合流しないといけません[ダッシュ(走り出すさま)]
美山から国道3号線へはかなりの下り坂です。
快適に飛ばせますがこれを「戻ってこい」っていうとは。。。鬼ですね
なにがあっても遅れたりする訳にはいきません。
これ以降、貧脚にムチいれてペダルをこぎまくることになりました。

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さてさて国道3号線に入ったところで運よくFuelはんと合流[グッド(上向き矢印)]

ここから本日のメインイベント、吹上浜ポタリングです。
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まずは江口浜で記念撮影[カメラ]
白砂の海岸に東シナ海の碧い海と南国特有の碧い空!!
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このあたりからだんだん日差しが強くなってきました。
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小まめに水分補給しないとばてちゃいそう[あせあせ(飛び散る汗)]

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更に南下して辿り着いたのが吹上浜砂丘自転車道。
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日置から加世田までを結ぶ全長24kmの大規模自転車道で、
吹上浜と松林の中を縫うように走っています。
なんと言ってもこちらのサイクリングロードは1984年に廃線になった
鹿児島交通枕崎線(別名「南薩線」)の線路跡を走ってるんです。
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お疲れ気味のド鉄さんも大喜び。

途中にある農産物の直売所「かめまる館」で休憩。
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吹上浜と言えば海亀の産卵でも有名ですね。

そしてこの直売所のすぐ脇にあったのが。。。
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浜田橋です!1913年に架けられた橋長45mの3連石橋。
橋脚の水切りがとても美しいですね!
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100年近く経つ今もこのサイクリングロードの一部として使われています。
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その下流にはレンガ造の橋梁、南薩鉄道の線路跡が残されています。
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この永吉川を渡り、線路は大きく左にカーブしてかつての永吉駅に向かいます。

廃鉄とかレンガフェチとか石橋マニアって人はたまらない!らしいです。
よく判らんけど。。。
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おっと、総帥 moumouさんが来られたので先を急ぎましょう[あせあせ(飛び散る汗)]

途中、「マムシ注意」の看板を発見!しましたが品行方正が売り物のブログ、
お下劣な画像はカットです!
どうしてもと言われる方はこちらをどうぞ
http://takesama.blog.so-net.ne.jp/_images/blog/_668/takesama/0018-ff240.JPG

しばらく松林の間を走ると吹上浜公園に出てきました。
その中にあったのが正円の池。
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薄紫色の小さな花が水面に浮かんでいます。
ホテイアオイ、別名ウォーターヒヤシンスです。
時期的にはちょっと遅かったみたいですがなんとか残ってました。

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アップダウンもあまりなく景色もすばらしいサイクリングロードです。
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他のサイクリングロードでも感じることですが、もう少し力をいれて整備すれば
もっと素晴らしいコースが出来上がると思うのですが。。。

ここまで、なぜかずいぶんと時間が押してしまいました。

予定では万世特攻平和祈念館とサンセットブリッジを廻る予定でしたが
残念ながらショートカット[たらーっ(汗)]
おまけにFuelはんの豪脚、あんまり調子がよくないみたいですので
ちょっと栄養補給してもらいましょうね[グッド(上向き矢印)]

ド鉄の栄養って言えばこれっきゃないよね[わーい(嬉しい顔)]
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つづく

黄色い風、薩摩へ(その4) [変態さん]

前回までのお話はコチラ

ランチ[レストラン]薩摩西仏ロワールさん
なんとフランス料理&バイキング!!
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こちらのお店、1300円前後のメインディッシュをオーダすると自動的に
40種類以上もあるバイキングがついてくるシステムです。
ボクはあっさりとした鯛の酒蒸しをオーダーです。
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実は日ごろ、ポタでは補給食とカレーパン以外はほとんど食べないボクには
あり得ない豪華なランチになりました。

ランチが終わり、伊集院駅に戻って記念撮影[カメラ]
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(ボクのカメラでは取り損ねたのでcharingoさんから拝借[あせあせ(飛び散る汗)]
本日のメンバーです。
右からmoumouさん、tanさん、こーじさん、黄色、charingoさん、tac-phenさん、Fuelはん。
まさにブロガー勢ぞろいです!!

さてここから本格的にスタート[ダッシュ(走り出すさま)]
う~ん、でもお昼食べすぎたんでのんびり走ることにしましょうね[グッド(上向き矢印)]
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って、いきなり登り坂!!
とはいえ、追い風なので比較的楽に登ることができました。
・・・それにしてもなんかハードなコースの予感がするんですが[ふらふら]
(ちなみに直前までバタバタしてたのでコース確認をほとんどしてません)

坂を登ってたどり着いたのが・・・
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薩摩焼で有名な美山にある沈壽官(ちんじゅかん)窯です。
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1605年に初代沈当吉が開窯して以来、約400年の間、一子相伝で
李朝陶芸を伝えてきた窯元だそうです。
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敷地内には沈壽官家の歴代作品を展示した収蔵庫や登り窯もあり
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歴史と同時に今なお続く伝統の素晴らしさを肌で感じることが出来ます。

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ま、こういうウソ臭い演技をやってる連中は無視しましょう。

登り窯を見学してそろそろ帰ろうかとしたときのこと。。。
何やら黒い人がそわそわしてます。
どうやらFuelはん、先ほどのレストランでカメラを忘れた模様。

遠征先でブロガーが命より大事なカメラを忘れるとは!!
(なんか聞いたことある話のような気もしないでもないけど・・・)

それでなくても誰かのせいでスケジュールが押しまくってるのに・・・
さぞmoumouさんお怒りのことと見たら、さすが大人物です!
にこやかに笑われておりました。
さすが九州サイクリストブロガーのドン!
ま、問題はだれ一人として「一緒に戻りましょう」とは言わなかったんですけどね[わーい(嬉しい顔)]

さて、Fuelはんがレストランに戻って、そろそろ次に移ろうとしたときのこと
1人の男性が声をかけられてきました。
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こちらの職人さんのようですが、聞けばリカンベントに乗られるサイクリスト。
ヘルメット姿の集団を見かけていてもたってもいられなくなったそうです[グッド(上向き矢印)][グッド(上向き矢印)]

せっかくですからと詳しい案内をしていただけることになりました。
「よろしければバイクは中にいれてください」
なんともありがたいお言葉です。
しかしこれがFuelはんに悲劇を生むことになるとはだれ一人想像だにしませんでした。
(ってか、この時点ですでにFuelはんのことを忘れてた節があるんですが・・・)

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こちらが登り窯。エンジ色が真剣に説明を聞いて(るフリして)ます。
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登り窯は下の窯から順番に火入れしていくことで効率的に熱を上げるものです。
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燃料は松の木。松の油分が高温にするために重要だとか。
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窯内の温度管理が作品の仕上がりに影響することからセンサーによる測温だけでなく
陶器製チップの釉薬の溶け具合で職人が判断するそうです。

登り窯の上には工房があり、各工程を見ることができました。
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なかなか間近でみることができないので皆さん真剣ですね。
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薩摩焼には黒と白とがあり、それぞれ使う粘土が異なるそうです。
そのため、1人の職人に白用・黒用と2つのろくろが割り当てられています。
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こちらは絵付け作業。皆さん真剣に説明を聞いているのに
ひとりおふざけしてるネタ本格派自転車ブロガー。。。
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すみません、お約束なもので[たらーっ(汗)][たらーっ(汗)]

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工房も非常に風情のある造りになっています。
芸術作品を生み出すには環境づくりも大事なファクターなのですね。
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こちらは絵付けの作業。
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透かし彫りは驚くほど繊細な技術です。
被せているのは濡れタオル。粘土の固さを一定にしておくためだとか。
見ているだけで息が詰まりそうな緊張感です。

このような作業を経て出来上がるのが
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このような素晴らしい作品です。
こちらの香炉、150万円。
「チタンフレームのバイクが!」と叫んでしまうようなボクには猫に小判ですね(笑)

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木漏れ日が美しいですね。

さて、ずいぶん長居したのでそろそろ次に行きましょう。。。
あれ?なんか忘れてる気がするけど。。。

つづく

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